「東京ゲームショウ(TGS)2021」が9月30日~10月3日の4日間開催されました。
今回、TGS初の試みとして無料で参加できるバーチャル(VR)空間「TOKYO GAME SHOW VR 2021」(TGS VR2021)がオープンしました。
参加者はVR空間でアバターを操作し、各企業ブースのPVなどのコンテンツを見て回るというものです。
VR機器の無いPCからもアクセスできますが、OculusなどのVR機器を持っていればより臨場感を楽しむことが出来ます。
私はOculus Rift Sを持っていますが、あまりVRゲームなどプレイしているわけではありません。
今回の記事はVRの素人が 「TGS VR2021」 を体験した記録です。
Oculus Rift Sで「TGS VR2021」にアクセスするために必要なもの
Oculus Rift S で「TGS VR2021」 へアクセスするには動作環境を満たしたパソコンが必要です。
種類 | 性能・製品 |
VR端末(HMD) | Oculus Rift / Rift S、Oculus Link、HTC Vive |
OS | Windows10 |
CPU | Core i5-7500 の同等品以上 |
メモリ | 8GB |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX1060 の同等品以上 |
ストレージ | 空き容量10GB以上 |
備考 | 動作解像度によってGPUの必要性能は変動します。 |
通信速度 | 20Mbps以上 (初回起動時 / 一部コンテンツの追加DLのため) |
VR機器で 「TGS VR2021」 へアクセスして動作させるにはグラフィックカードをはじめそれなりの性能のパソコンが必要になります。
最初に「TGS VR2021」のアプリケーションをパソコンへインストールします。
次に「TGS VR2021」のアプリケーションを起動し、ユーザー名を登録します。
初回起動時はデータのダウンロードを実施します。
「TGS VR2021」のVR空間を楽しんでみた
それでは 「TGS VR2021」 へアクセスしてみましょう。
VR会場へアクセスするまでの表示が近未来的です。
なんかソードアート・オンラインのナーヴギアを彷彿させるアクセス画面です。
ここがメインホールです。
チョコボとソニックがお出迎えしてくれます。
VRなので当然モデルは3Dで立体的です。
まるで現実世界のアミューズメント施設を歩いている感覚がします。
奥にはお台場で展示されていたものとほぼ同じガンダムが展示されています。
装甲の金属の汚れ具合もリアリティがあります。
肘や足の付け根の接続部分などもとても精巧にできています。
ゲートをくぐり抜けて企業エリアへ転送します。
空間転移しているような気分になります。
企業エリアはメインホールの周りに沿って3つに分かれています。
ぐるっと一周すると全ての企業ブースを観ることができます。
最初はカプコンのブースに到着しました。
脇にはモンスターが展示されています。
階段を上がって木の上の吊り橋も渡ることができます。
アクションRPGゲームをプレイしているかのようです。
周遊しているだけで楽しいです。
VR会場内には「つながりのかけら」というアイテムが隠されています。企業ブース内の動画を再生したり、宝箱・壺などのオブジェクトをクリックするとを入手できます。
入手した「つながりのかけら」でアバターのTシャツのプリントを変更できます。
2021年秋アニメのとあるロボット
色んな角度から観ることができて、VR空間の醍醐味が味わえます。
近づいて回り込んで見ると、金属の質感がとてもあります。
VRゲームをバリバリやっている人は当たり前に感じているかもしれませんが、初見のVR素人には驚きです!
企業ブースの映像コンテンツはコントローラーで画面を差し示してクリックすると、手前に画面が自動でたぐり寄せられ映像が再生されるという方式です。
直感的で分かりやすい!
BANDAI NAMCOのブースです。
パックマンが宙を舞っています。VR空間ならではの表現ですね。
からかい上手の高木さんVRのブースです。
教室が精巧に作られています。
なんとなく学生時代を思い出される気分になりました。
窓際の方に高木さんがいます。
あまりよく知らないのですが・・・マクロスΔの方々
環境省も出展しているんですね・・・マインクラフトっぽい!
最後に進撃の巨人ブースです。
獣の巨人を迎え撃つ構図ですが、怖い!
このブースでは進撃の巨人世界を体験するVR型Ride型体感シアター「hexa Ride」を体験できます。
振動を感じる椅子に座ってVRヘッドセットを被り臨場感を体験するシアターですね。
VRのみですが、少しだけ 「hexa Ride」を体験することができます。
「hexa Ride」 では周囲360°全てが進撃の巨人の世界なので、劇中の雰囲気に圧倒されます。
真っすぐ前方を観るとリヴァイ兵長が先頭をきって進んでいますが、上を向くと巨人が上から襲ってくるのが現実と見間違えるほどのリアルな体感です。
「hexa Ride」のPVは1分少々で終了しますが、充分に体験型シアターの魅力が伝わってきました。
まとめ
VR素人が東京ゲームショウ2021 VR会場に参加した感想ですが、とても刺激的でワクワクする楽しい体験ができました。
VR空間を自由に動き回り、各ブースのコンテンツを遠慮なく閲覧できるのは新鮮な体験です。
VR機器とパソコンとネット回線があれば無料で自由に手軽にアクセスできるのもVR会場のメリットです。
また、「つながりのかけら」を探し出すクエストもVR会場に飽きさせないシステムとして秀逸です。
今回は紹介しませんでしたが、マイクを使用して友達と一緒に会話しながらVR会場を回ることも可能です。
惜しむらくは、新作ゲームをプレイするといったようなことがVR会場では出来なかったので、次回VR会場を開催した場合は課題かもしれません。
なのでそのようなデメリット?を考えると、進撃の巨人の「hexa Ride」のような体感型シアターの宣伝は特にVR会場と親和性があるのではないでしょうか。
またVR素人の超個人的な意見ですが、例えばマクロスΔに登場する方々のモデルが踊っていたら更に驚いたと思います。パックマンが動いていたから不可能ではないと思った次第です。データ量やシステムの負荷から無理なのかもしれませんが・・・
とうわけで、今回記事のまとめとしては「東京ゲームショウ2021 VR会場 」は質の高いVR空間であり、企業ブースを観るだけでなくクエストも楽しめるワクワクアミューズメント空間なので、今後このようなイベントがあった場合は是非みなさん体験してみてはどうでしょうか?
コメント