9.5mm厚 ウルトラスリムBDドライブ UJ-272を1,098円のUSB3.0外付け光学ドライブケースに入れて活用してみた。

ガジェット

部屋を掃除していたら、「9.5mm厚 ウルトラスリムBDドライブ UJ-272」が荷物の段ボールから出てきました。

そういえば5年ほど前、ノートPCベアボーンキットへ光学ドライブを載せるために買った覚えがあります。

製品の外殻を分解し中身のBlu-rayドライブを取り出して、ノートPCベアボーンキットの9.5mm光学ドライブベイへ移植した物です。

結局、Blu-rayドライブはあまり使う機会がなく、組み立てたノートPCもそれほど使用しませんでした。

その後、ノートPCを分解して各種パーツだけ残しておいたのでした。

今回の記事は、余っていた9.5mm厚 Blu-rayドライブ UJ-272を利用して市販の外付け光学ドライブケースに入れて使用してみた話です

皆さんも9.5mm厚のウルトラスリムBlu-ray・DVDドライブが押し入れにしまってあれば、ぜひ外付け光学ドライブケースに入れて活用してみてはいかがでしょうか

もとはLogitec社製のLBD-PUB6U3VBKのBlu-rayドライブだった

買った製品は、Logitec社製のLBD-PUB6U3VBKというBlu-rayドライブです。

BD-R 1層・DL 書き込み6倍速、BDXL対応! もちろんDVDやCD対応!

4K再生可能!

3D対応! ってそんなものが流行っていた時代がありました。

当時の値段は12,800円くらいだったでしょうか(うろ覚え)

本体のみで230gと軽く、9.5mm厚ながらUSB3.0ケーブル一本で動作可能なBlu-rayドライブは希少な存在です。

そんな外付けになっている製品をわざわざ分解して使おうという発想が当時の私には普通のことでした。

たしかケースの下側のゴム台を取りネジを回し、内側のツメを外して分解した記憶があります。

これが丸裸になったBlu-rayドライブです。

LBD-PUB6U3VBKの中身はUJ-272でした。

Panasonic製BDXL対応 9.5mm厚 ウルトラスリム ブルーレイドライブ UJ-272です。

ちなみに製品の外殻のケースは3年以上前に捨てました。もったいない!

もちろん、付属ソフトTotalMedia Extreme3の収録CDも捨てています。

それが・・・まさか再び外付けケースが必要になるなんて思ってもいませんでした。

当時の私は中身しか興味がなかったようですね。

もう一度、あの時に戻りたい!

外付けBlu-rayドライブとして輝いていた日々に!

市販の外付け光学ドライブケースでBlu-rayドライブを再び甦らせる

まずは現状の確認です。

大きさが9.5mm厚 ウルトラスリムタイプの光学ドライブです。

背部接続コネクタはSlimline SATA。

以上確認終わり。

なんとかせねば!

私の要望としては以下の4点です。この条件を満たすことができなければあまり意味がありません。

  • 9.5mm厚の薄型Blu-rayドライブを外付けケースに入れて活用したい。
  • USB3.0接続にして、ケーブル1本で簡単にPCへ繋ぎたい。
  • できれば市販品の安い外付け光学ドライブケースで安価にすませたい。
  • Windows10で問題無く使いたい。

秋葉原の店を回って外付け光学ドライブケースを探した

以前、東映ランドで買った12.5mm厚 外付け光学ドライブケースはUSB2.0接続でした。

USB接続コネクターは2個あってPCに繋げるのがとても面倒くさいです。

はたして9.5mm厚対応でUSB3.0ケーブル1本のケース外付け光学ドライブケースなんて、この世の中にあるのでしょうか?

そんな折、とある中古PCパーツ店の店頭に山積みになっていた商品に目が行きました。

!!!!!っ

「9.5mm」「DVD-RW」「USB3.0」!!  

求めているスペックが箱に大きく記載されています。

商品の箱の写真はどう見ても薄型光学ドライブですね。

箱の表記が「Blu-ray」ではなく「DVD-RW」なのが少し気になりますが、給電規格だってBDドライブもDVD-RWドライブもそんなに変わらないでしょう。

きっとこのケースはUJ-272も装着できるはず!

瞬時に頭の中は色んな思考が駆け巡り、パニックを起こしています。

そんな折、ふと大事なことを思い出しました。

こんなニッチな製品があっても、値段が高いと意味が無いんじゃないか?

不安混じりに値札シールを確認してみると・・・

税込み1,098円!?

安すぎっ!

以前どこかで買った12.5mm厚ケースは1,580円でしたけどね~

この商品はヤバいシロモノなのではないかと不安がどんどん増していきます。

一応、箱の裏も確認してみます。

「USB3.0外付け SATA接続光学ドライブケース」と書いてあります。

製造国はMade in Chinaですが、ここは気にしてもしょうがないでしょう。

そもそも製造会社名が分かりません。

怪しさ満点な商品ですが、もはやこの商品しか見つからないので「買う以外に道はない!」と意を決して店頭で1個購入しました。

外付け光学ドライブケースにUJ-272を取り付けた

早速家に帰り箱の中身を空けると

中身はケース以外にはマニュアルのみ

こんなもんですね。

値段を考えると付属品には正直期待していません。

続いて、ケース本体を見ていきましょう。

USB3.0ケーブルがケース直付けです。ケーブル1本でちゃんと動作するのでしょうか?

大きく「External ODD&HDD Device」の文字が記載されています。

ODDとはOptical Disk Driveの略で、光学ドライブのことです。

DVD-RWではなくODDの記載があるならばBlu-rayドライブもいけるのではないかと期待が高まります。

供給電源も「DC 5V」ならきっといけるはず!(根拠のない自信)

2.5inch ハードディスク(HDD)も装着できるようですが、普通はもっと小さな外付けHDDケースを使うと思います。

次にケースを分解しましょう。

3ヶ所ある小さいネジを外し、ケースをスライドさせることで分解できました。

UJ-272をSlimline SATAへ差し込むように取り付けます。

ケース上面のフタを画像下方向へスライドさせてはめ込みます。

最後に取り外したネジを3ヶ所付けて終了~!

所要時間は5分程度です。

思っていたよりも簡単にできてしましました。

こんな感じにUSB3.0ケーブルを伸ばして使います。

Windows10で外付け薄型Blu-rayドライブを動かしてみた

外付けケースに入ったからといって、パソコンに外付けで動作するのかはまだ分かりません。

実際にWindows10のPCで動作するか確認してみます。

手元にノートPCが無いので、スリム型PCの前面USB3.0コネクターに繋げて動作確認しました。

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AMD「Ryzen 7 PRO 4750G」をINWIN IW-BL672 E Blackケースに入れて省スペースパソコンを自作してみました。マザーボードはASUS TUF B550M-PLUS、CPUクーラーは小型PCで冷却力に定評のあるNoctua NH-L9x65 SE-AM4を選びました。

Windows10を起動してUJ-272を認識するか、まず確認をします。

LEDランプの右側にあるボタンを押すとトレーが出る
光学ディスクアクセス中はLEDランプが点灯する

赤線のアンダーラインがUJ-272です。

しっかりUJ-272と認識されている

Windows10上でちゃんと認識できています。

それでは、BD-Rを焼くことができるのでしょうか?

TotalMedia Extreme3のソフトが無いので、B’s Recorderというライティングソフトで代用してみました。

一部モザイク処理を掛けてあります。表示バグではありません。

B’s RecorderでBD-R(1層)をライティングしましたが、問題なく書き込みできています。

画像はありませんが、ライティングしたBD-R(1層)はDVD・Blu-ray動画再生ソフトPower DVD 19で無事再生できました。

とても安価にBDドライブを外付け活用することができた

USB3.0接続の9.5mm対応外付け薄型光学ドライブケースを安く手に入れることができました。

Windows10 pro 21H1 May 2021 Updateで動作確認しました。

ライティングソフトのB’s Recorderや、DVD・Blu-ray動画再生ソフトPower DVD 19など他のソフトウェアでも問題なく使用できます。

光学ドライブを搭載していないPCでも、外付け光学ドライブがあればBDやDVD映像を再生することができるようになります。

9.5mm厚のウルトラスリムBlu-ray・DVDドライブが押し入れにある方は、ぜひ外付け光学ドライブケースに入れて活用してみてはいかがでしょうか。

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