私はスリムブック型省スペースPCをメインに使用しています。
スリムブック型省スペースPCは、Webブラウズや音楽再生はもとより、TVキャプチャによるTV視聴、動画配信サービス視聴、動画編集、軽いPCゲームなど様々な用途に対してPC性能は十分に満たしており、ストレス無く快適に作業できています。
しかし最近、ミニPCの性能が劇的に上昇していることをネットで知りました。
特にAMD Ryzen APUを搭載したミニPCであれば、CPUやグラフィック性能がデスクトップPCと遜色ないくらいに向上しています。
しかもミニPCの価格は、Intel N100プロセッサーを搭載した製品であれば2万円前半から購入可能です。
AMD Ryzen APUの最新型であるRyzen7 7840HSやRyzen7 8845HSを搭載したミニPCであれば8~10万円台で購入することができます。
●ミニPCを選んだ理由
スリムブック型PCを使用するまでもない軽い作業をミニPCが肩代わりし、作業効率を向上させるのが目的です。
ノートPCにも同じRyzenAPUを搭載した機種がありますが、私が自宅で使用する場合、既にスリムブック型PCを使用している都合上、ノートパソコンを併用するとパソコンデスクの場所を取ってしまいます。
しかも、24.5インチの液晶モニターと15.6インチモバイルモニターを併用している現環境では、ノートパソコンのモニターは不必要です。
その点、ミニPCであればパソコンデスクの場所を取らずにパソコンを使用することができます。
ミニPCは一般的に液晶モニター・マウス・キーボードなどの周辺機器が無いことがデメリットとして挙げられますが、既に周辺機器一式揃っている方にとっては余計な付属品が付いてなくてむしろ好都合です。
●ミニPCのメリット
ミニPCのメリットは以下になります。
①とにかく小型で省スペース。狭い場所にも設置できる。
②ファンレスのものもあり、静音性が高い。
③本体性能のコスパが良い。
コンパクトで高性能・とても静かに作業ができる・価格もそれなりに安いのがミニPCのメリットです。
●ミニPCのデメリット
①拡張性が低い
ミニPCは本体がコンパクトなため、TVキャプチャカードなどのPCIe拡張カードを取り付けること が出来ません。
製品によっては本体メモリがLPDDRなどオンボードで取り替えができないものや、NVMeの空きスロットが無いものもあります。
②排熱に難があることが多い(FANの音が大きかったり、大口径FAN搭載で本体が大きい製品もある)
ミニPCはコンパクトなケースに高性能なCPUが入っているため、高負荷な作業を行うと排熱が追い付かず製品本体にダメージを与えてしまう可能性があります。
③負荷の高いゲームを快適にプレイするのは難しい場合が多い
最新RyzenAPU(Radeon 780M搭載)のグラフィック性能はエントリー向けグラフィックカード GeForce GTX 1650のおよそ9割程度の性能です。3DグラフィックやGPU性能が必要な高負荷ゲームをプレイするには描写能力が足りない場合があります。
④ミニPCは中国製の製品が多いので、初期不良やサポート面で不安が多い
ミニPCは中国製の製品が多いため、製品の品質に難があったり、購入した製品が動かなかった場合のサポート面に不安があります。また、WindowsのライセンスがVL(ボリュームライセンス)だったという製品もあり、ミニPCを購入する際のリスクが少なからずあります。
ミニPCはコンパクトであるがゆえに拡張性が低く、排熱が厳しいので高負荷ゲームは低設定にして何とかできるレベルです。しかもミニPCは中国製の製品が多く、商品の品質やOSライセンスなどのリスクを考慮して使用する必要があります。
●ミニPCの選び方
ミニPC選びをする際に、用途・性能別にいくつか種類が分かれます。
- Webブラウズやオフィスソフトなど軽い作業だけで十分な場合
Intel N100プロセッサーを搭載した製品であれば2万円前半から購入できます。
- 写真編集、動画編集、軽いPCゲームもプレイしたい
AMD Ryzen7 5700Uや5825U搭載の製品であれば3万円台後半から購入できます。
- もっと力(PC性能)が欲しい!画質を落としてでも最新のPCゲームがプレイしたい!
内蔵GPUにRadeon 680MやRadeon 780Mを採用したZEN4APU(Ryzen7 7840HSや8845HSなど)のモデルを選びましょう。7万円後半~10万円代で購入できます。
●私が選んだミニPCは?
私がミニPCを購入する際の予算は、本体価格7万円~9万円代までの製品になります。
ミニPCのデメリットである「拡張性が低い」は、最初から高性能の製品を選べばデメリットを最小限にできます。
Ryzen7 7840HSや8845HS搭載品かつ、メモリ32GB+SSD1TBの製品が選ぶ基準になります。
拡張性を考慮してメモリ最低限64GBまで交換可能、NVMe空きスロット1つ以上は必須です。
Ryzen7 7840HSや8845HS搭載製品はそれなりの排熱が予想されるので大口径FANの製品を選びます。
負荷の高いゲームをプレイできるだけの拡張性を持たせたいので、外部GPUが接続できる「OcuLink」コネクターがある製品が望ましいです。
その他、USB4やUSB-C DP Alt モードなどの端子と機能は当然必要!
・・・というわけで
上記条件を全て満たしたミニPCのAOOSTAR GEM12を購入することにしました!
Ryzen7 8845HSを搭載したミニPCです。
Amazonで購入すれば2024年9月8日時点で、クーポン使用により7万8千円台で購入できます!
AOOSTAR GEM12は6900Hや7840HSだけでなく、intel i9-12900HKを搭載している製品もありますので購入の際には、製品スペックをしっかり確認して購入してくださいね!
AOOSTAR GEM12は中国の会社の製品です。Windows11proがインストールされているようですが、OSライセンスは大丈夫なのか心配です・・・
それについてはAOOSTAR製ミニPCを既に購入された方で、「OSライセンスは大丈夫だった」とのレビューがありましたのでそれを信じて購入します!
AOOSTAR GEM12を実際に購入した記事はこちらです。
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