ミニPCが欲しい!~AOOSTAR GEM12購入記 その5 外付けGPUでPCVRゲームはできるのか? Minisforum DEG1~

PCパーツ

私はある日突然、ミニPCの「AOOSTAR GEM12 8845HS」を購入しました。

ミニPCが欲しい!~AOOSTAR GEM12購入記 その1~
購入したミニPC AOOSTAR GEM12はRyzen7 8845HS RAM32GB+1TB SSDの構成で、OSはWindows11pro、RAM交換可、NVMe空きスロット1個、NVMeスロットを潰さずにOCuLink端子を使用可能なのが特徴です。Windows11proセットアップ後のCドライブ容量は863GBありました。Windows11proのライセンスを確認したところ「RETAIL」でした!

「AOOSTAR GEM12 8845HS」は空きM.2 NVMeスロットを潰さずに「OCuLink端子」を使用することができるのが特徴です。

前回の記事では、ミニPCの「OCuLink端子」へ外付けGPUドックの「Minisfolum DEG1」を接続して「GeForce RTX 2070Super」を動作させる事に成功しました。

ミニPCが欲しい!~AOOSTAR GEM12購入記 その4 外付けGPU接続編 Minisforum DEG1の感想~
AOOSTAR GEM12 8845HSを購入しました!OCuLink接続外部GPUアダプターの「Minisforum DEG1」が最近発売されました。グラフィックカードとPC電源を台座に取り付けて接続するだけで外部GPUが使用できました。

外付けGPUドック「Minisfolum DEG1」を利用した「OCuLink接続」での「GeForce RTX 2070Super」グラフィック性能は、ミニPC内蔵GPU「Radeon 780M」の約3倍あります。

今回、「AOOSTAR GEM12 8845HS」のミニPCで、「GeForce RTX 2070Super」を外部GPUとしてPCVRゲームをプレイできるか実験しました。

ミニPCでもデュアルディスプレイができます!(※PCVR実験ではシングルモニターにしています)

MetaQuest3をQuest Link(AirLink)で無線接続する!

VRゴーグルは「Meta Quest3」を使用して、無線接続の「Quest Link」(以下 AirLinkと呼称)でミニPCと接続します。

MetaQuest3に「BOBOVR M3 Pro」を取り付けています

無線接続の「Air Link」は、ミニPCと無線LANルーターが「有線LANケーブル」で接続していることが条件です。

ミニPCとルーター間を適当なLANケーブルで接続しました(青いLANケーブル)

事前にミニPCと無線LANルーターを有線LANケーブルで接続しました。

「Meta Quest Link PCアプリ」をミニPCへインストールして「Meta Quest3」とペアリングを行います。

QuestLinkで「AOOSTAR GEM12」が利用可能なPCになっています!

無線接続「Air Link」の要件は満たしているようです。

ミニPCへ「Steamアプリ」をインストールして、いざ無線接続の「Air Link」を試してみます!

PC内の「Meta Quest Link PCアプリ」のVRゴーグル接続表示

ばっちり接続できました!!

「AOOSTAR GEM12 8845HS」と「Minisfolum DEG1」+「GeForce RTX 2070Super」を使用して、「Meta Quest3」を「Air Link」で無線接続することができました!

これでやっとミニPC環境でPCVRゲームをプレイする準備ができました。

SteamVRソフトを起動していざPCVRゲームをプレイ!

プレイするPCVRゲームは2020年に金字塔を打ち立てた「HALF-LIFE ALyX」です!

HALF-LIFE ALyXより

CPUの発熱が怖いので念のためUEFIでCPUのTDPを「Quiet」に設定しておきました。

さっそくSteamから「HALF-LIFE ALyX」をダウンロードしてミニPCへインストールします。

ゲームインストールに必要な容量は50.3GBありますが、インストール先は増設した2TB SSDです。

PCゲームのデータ容量は2TBのSSDで十分足りますね!

外付けGPUに使用した「GeForce RTX 2070Super」は、現在ではローミドルのグラフィックカードなので、高負荷なVRゲームを快適にプレイするには少し心もとないです。

HALF-LIFE ALyXより

動作が重くならないようゲーム品質設定は「中」にしました。

HALF-LIFE ALyXより

ゲーム途中のデータローディングの場面で動作が少し不安定になりましたが、チャプター3まで1時間ほど通しプレイして大きな問題無くVRプレイできました!

HALF-LIFE ALyXより

先のチャプターでも戦闘を行いましたが軽快な動作でVRプレイできました。

「HALF-LIFE ALyX」をずっとプレイしていると殺伐とした世界に心が荒んでしまうので、

「狼と香辛料VR2」もプレイしてみました。

狼と香辛料VR2より
狼と香辛料VR2より

カワイイ「ホロ」が立体で見えます!

愛らしいホロ…拗ねるホロ…甘えてくるホロ… 動作の全てがカワイイですね!

いやもうホントに心が癒されますね!

Ryzen7 8845HSのCPU温度は大丈夫?

PCVRゲームはPC本体に高負荷が掛かるイメージがあります。

「HALF-LIFE ALyX」などグラフィックが綺麗なゲームだとCPUに負荷が掛かってミニPCのCPU温度が高温にならないかとても心配です。

Hardware MonitorでCPU温度をモニタリングしました。

「HALF-LIFE ALyX」を1時間ほどプレイした結果、CPU温度は最大82.5℃でした。

これなら安心してPCVRゲームがプレイできますね!

まとめ

ミニPCであっても「OCuKink端子」で接続する外部GPUドック「Minisfolum DEG1」を使用することでPCVRゲームを問題無くプレイすることができることが分かりました。

VRゴーグルは「Meta Quest3」を使用することにより無線接続の「Air Link」ができました!

気になるCPU温度ですが、PCVRゲームをプレイしていてもミニPCのCPU温度は最大82.5℃としっかり放熱できていました。

今回は「GeForce RTX 2070Super」を使用したレビューですが、「GeForce RTX 4070Super」など高性能な外部GPUを搭載すれば、高画質で快適にPCVRゲームができるのではないかと思います。

それでは、みなさん楽しいミニPCライフを送ってください!

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